フランクフルト日本人主婦向け
欧日ドイツ語講座

講師:片山みち

講師の一語

Tanzender Taschendieb  踊るスリ

フランクフルトや大都市ではスリが色々な方法を使っています。

  1. 新聞や地図を目の前に広げ2〜3人で道順を聞いているふりをしている間にポケットやバックに入っているお財布や携帯電話等を盗んでいます。
  2. 警察官の制服を着て主に観光客のユックの中身を調べる必要があると言って開けさせ、その時に財布や携帯電話、タブレットそしてパスポートも盗む人がいます。
  3. Tanzender Taschendieb = 踊るスリ。これは最近コンサートの後、映画の後、ディスコなどの前である事です。どこも楽しかったという気持ちで出てきている所に数人で人の前で踊ったりして更に雰囲気を高めている間に携帯電話、財布等を盗んでいます。
  4. 家にベルを鳴らし2〜3人で来て気分が悪いから水をくれとか、少し休ませてくれとか言って家に入って来ます。台所に行って水を入れている間に部屋をあさってしまっていなくなります。又は玄関の鍵の型を取ったりして何もなかったように水を飲んで出るけれど、数日後留守中に合鍵で家に入られたりします。
  5. これは日本でもありますが、銀行で大金を下ろし、家に帰ったら家の前で強盗にあったと言うのも銀行からずっと後をついて来ているからです。
  6. 家の玄関は外出の際には必ず鍵を閉めて出る事。泥棒は抉じ開ける時間がかかればかかるほど不安になるので、いなくなります。バターンと閉めただけのドアーは数秒で開けられます。気をつけて下さい。

こうして嫌な事が多い大都会になっています。各自「誰でも疑って良い」と思って他人と接触して下さい。また自分の持ち物は全てしっかりと管理のできる所に保管して下さい。

欧日日本人主婦向けドイツ語講座を始めるに当たり色々アドバイスやサポートそして力担ってくださった欧日協会の皆様、その講座に参加された方々そしてこれからも参加しようと思っておられる方々へ、 この度フランクフルトにあるTalkTalk語学学校が2015年7月で閉鎖になり、私の33年続けて来たドイツ語講座もこれをもって終了する事になりました。 欧日日本人主婦向けドイツ語講座の発足のアイディアをもっておられた佐々木さんそしてその準備を細かくしてくださった今井さんと白井さん、又私の知らない影でお手伝いをして下さった 方々には心から感謝し、厚くお礼申し上げます。

この長年の講座では教えるだけでなく限りなく色々学ぶ事が出来、私の毎日が豊かになり素晴らしい33年でした。 数々の生徒さんから「コースを受けて良かった」と言うお言葉を聞き、今でも大変幸せな気持ちです。これからドイツに滞在する方々にお手伝いする事が出来ないのが残念ですが、コースを受けた「先輩」から情報を受け、ドイツ滞在中の生活がその先輩と同じくらい楽しくできる事を希望しています。

皆様本当に本当にありがとうございました。

警察からの注意事項

  • 家の付近で見知らぬ人
  • 疑わしい行動をしている人
  • 見知らぬ又は疑わしい車

こんな事があったら警察『100番』へ通報して下さい。

安全な暮らしの為のヒント

  • 短時間の外出でも窓や戸は必ず閉めて出てる事
  • 総合住宅では入り口の戸や地下室への戸は常に閉めておく事
  • 斜めに開けてある窓は開け放しの窓と変わらない
  • 何か疑わしい事を見たら近所の人と話してみて下さい
  • ご近所付き合いは泥棒を防ぐ手の一つです
  • 家の鍵を無くしたら鍵だけでなく戸の尾錠全て取り替える事
  • 鍵を持ち忘れて外出した時の為に家の外に鍵を隠す事は絶対にしない事
  • シャッターは夜閉めるだけで、昼間は閉めない事
  • 戸のベルが鳴ったら必ず覗き穴から見るか、全開出来ない尾錠から見てから戸を開ける事

家の戸や窓の安全性を見てくれる警察の相談所があります: 近くのPolizeiliche Beratungsstelleはインターネットで調べて下さい。

冬場は暗い時間が長い為、夏は窓を開けておく事が多い為、すなわち1年中上記の事はしっかり守って下さい。

今年は夏らしい日がなかったように秋に入ってしまいました。 秋と言うと朝晩冷え込み、日中は暑いと思うくらい1日で気温の差があります。 朝寒いのに日中手荷物になるからと言ってコートを着ないで出ると震え上がります。 又コートを着て出ても日中手荷物が多くてコートを脱がずにいると汗ばむ事になります。乾燥しているドイツではこのような事をすると直ぐに風邪をひいてしまいますから十分気を付けて下さい。 朝家を出る時はコートを着て又は重ね着をし、日中は脱いだ物を手に持つと言う事習慣付けて下さい。

夏休みが近づいています。毎年ドイツの学校のお休みが始まる時と終わる時は高速道路や空港が非常に混雑します。各州学校の休みは毎年違うので、ドイツの手帳には必ず
“Schulferien”の一覧表が出ています。その時期に車で移動されたい方はADACへ行くと詳しい道路状況を出してくれます。「非常に混雑しているから日程をずらせるならいついつにしたら良い」等アドバイスしてくれます。また飛行機で急に思いついて出かけようと思っても満席だったり、また目的地のホテルも思う場所のが取れなかったりしますから、気を付けて下さい。ホテルが取れても飛行機が取れない事や逆に飛行機は取れてもホテルが取れないなど悩まなければならなくなります。
ドイツ人は特に学校へ行っている子供との休暇の日程は少なくとも半年前、安心して休暇を過ごしたい人は前の年に決めてしまいます。高速道路の混雑は高速道路でエンジンを止める位の事もあるほどです。夏場は十分飲み物を持ち、冬場は毛布も持っていると良いでしょう。また空港も国内の移動ですら1時間前では間に合わない事もある混雑です。
ストレスがスタートからある休暇にならないように時間の余裕を考えて行動して下さい。

ドイツで請求書 (Rechnung) が来たら通常2週間以内に支払いをします。その支払いは殆どが銀行を通して振込みます。振込用紙が一緒に来なかった場合には銀行に置いてある振込用紙を使って下さい。相手の氏名又は会社名、銀行名 (Bankverbindung) 、8桁の銀行コード番号 (Bankleitzahl = BLZ) 、口座番号 (Konto-Nummer = Kt.-Nr.) そして金額を記入します。また必ず請求書番号 (Rechnungsnummer = Rg.-Nr.) も記入して下さい。請求書番号が記載されていれば何の為の請求書かなどの内容を書かなくてすみます。振込みをわすれていると督促状 (Mahnung) が来ます。そのMahnungが2,3回来てしまうと督促手数料が加算されて行きます。その場合その追加手数料も振り込むことを忘れない様にして下さい。

毎日寒い日が続いています。

外は寒いのでついつい室内に閉じこもってしまいますが、室内の窓は朝晩と必ず全開し、室内の空気を入れ替えてください。さもないとカビが生えやすくなってしまいます。また、窓を開け空気を入れ替えるだけで室内の温度も上がります。

外へ出る時は重ね着をお勧めします。気温の上下は外へ出ないと分からないので、重ね着をしていれば暑ければ脱ぐことが出来ます。どこか室内に入ったら出来るだけコートは脱ぎます。着たままで暑い室内に留まってその後外へ出ると寒さが強く感じ風邪を引きやすくなります。

欧日ドイツ語講座は20年以上前欧日協会により発足され、今日まで続いています。
外国生活が初めての方々やドイツでの生活が初めての方々が不安の毎日から抜け出し、少しでも楽しく過ごせる様に内容を考えています。

こんな情報を得ながら、手っ取り早くドイツ語会話が出来ドイツ人を知るチャンスが出来ます。

私のコースでは相手の言っている事を手っ取り早く「感で」理解出来るように進め、文法はその上でとちょっと語学の勉強の進め方が違いますが、買い物、医者又は近所の人との会話では兎に角自分の意思が通じ、早く相手に理解してもらえるようにしています。自分で一生懸命作った完璧なドイツ語で話しても相手の返事は期待していた内容ではなく、理解出来ないなんて事にならないように、丁度ピンポンの玉のように話し、理解出来るように進めています。また発音でも日本人には出来ない発音が沢山あるので、一生懸命文字通り読んでも相手に通じなかったと言う事を経験しますが、その発音もドイツ人に通じる発音を練習します。

こうして3年位のドイツ滞在中、出来るだけ早くにドイツの生活になじめる事で、外国生活をして良かったと思えると信じています。

コースは ①②③ と3段階あり、6ヶ月間のコースです。